相続が止まったまま草刈りを続けた実家|愛媛県宇和島市の買取事例

毎年、業者に草刈りを頼み、固定資産税を納める。愛媛県宇和島市のこの実家は、空き家になってから十年ほど、その繰り返しが続いていました。相続の手続きも止まったままでした。

十年、草刈りと納税を続けてきた

売主様は遠方にお住まいです。住む人のいない家のために、毎年の草刈りを業者に頼み、固定資産税の納付も続けてこられました。草刈りは一度頼めば終わりではなく、翌年にはまた同じ手配が要ります。この家のことを「負の遺産」と感じるほど、負担は重くなっていました。

手放そうにも、相続の手続きが止まっていました。登記の名義は、祖父母より上の世代のまま残っている可能性があったのです。もしそうなら、売主様の代で起きたことではなく、前の世代から持ち越されてきた話です。

家を手放す相談の前に、名義をどうするかという問いが立ちはだかっていました。

行政への寄付も頭にありました。このまま置いておくと、危険な空き家として扱われないか。法律の変わり方への不安も抱えていらっしゃいました。

物件の概要

項目内容
所在地愛媛県宇和島市
種別戸建(母屋・納屋・土蔵など複数棟)と畑・山林
建築年代大正〜昭和50年代
面積宅地は約700㎡台
現況空き家・残置物あり・未登記の建物あり・相続登記は手続き前

動かなかった理由

  1. 名義が古いままだった。 祖父母より上の世代で止まっているかもしれず、相続の手続きが進んでいなかった
  2. 建物が一棟ではない。 母屋のほかに納屋と土蔵があり、未登記の建物も混じっていた
  3. 敷地の中に畑がある。 家と同じ話としては進められない
  4. 残置物がそのままだった。 遠方に暮らしながら、複数の建物の中を片付けて回るのは簡単ではない。片付けを先に、と考えると、そこで手が止まりやすい

どれか一つを片付ければ済む話ではありませんでした。

その間も、草刈りの手配と固定資産税の納付は毎年やってきます。動かないあいだの負担は、売主様の側にだけ積み重なっていきました。

当社の引き受け方

  • 相続登記は、当社の側で手続きを進めた
  • 敷地内の畑は切り離して扱った
  • 母屋・納屋・土蔵・未登記の建物があるまま、残置物も含めて現況で引き受けた

売主様に片付けをお願いしてから話を進める、という順番にはしていません。建物も残置物も今ある形のまま、書類の手続きは当社の側で進めました。

決済のあとに

決済を終え、当社が引き受けた土地と建物は売主様の手を離れました。その分の草刈りや管理、固定資産税の納付は、もう売主様のものではありません。

名義が古くても、建物が何棟もあっても、荷物が残っていても、この家は今ある状態のまま話を進めました。引き受けられるかどうかは、物件ごとに見ています。

同じような事情をお持ちの方へ

名義の手続きが止まった実家、畑のついた家、未登記の建物が残る敷地は、他で断られた物件でも引き受けられる場合があります。寄付が頭にある段階でも構いませんし、名義がどこで止まっているかを調べ終えてから連絡する必要もありません。

物件の状況を伝えて相談するから、所在地と、分かる範囲の名義の状態をお送りください。お返事は翌営業日までにお送りします。

この型の物件について