買取と仲介は、どちらが優れているという話ではありません。優先するものが違います。そして訳あり物件では、判断の軸そのものが変わります。「いくらで売れるか」ではなく「本当に終わるか」です。この記事では、両者の違いと、訳あり物件での選び方を整理します。
何が違うのか

| 仲介 | 買取 | |
|---|---|---|
| 買う人 | 市場で探した第三者 | 不動産会社そのもの |
| 価格 | 高くなりやすい | 市場より下がる |
| 期間 | 売れるまで読めない | 日程が読める |
| 片付け・修繕 | 求められることが多い | 先に負担しなくてよい |
| 仲介手数料 | かかる | 直接買う場合はかからない |
| 契約不適合責任 | 売主が負う(特約で調整) | 会社が引き受ける形が多い |
「買取」と名乗っていても、実際には仲介のことがあります。
会社が直接買うのか、買主を探すのか。契約の前に必ず確認してください。
直接買うなら仲介手数料は発生しません。
訳あり物件では、軸が変わる
普通の中古住宅なら、「仲介で高く売る」が基本です。ところが訳あり物件では、そもそも買主が現れないことがあります。
売れ残っている間も、負担は続きます。
時間そのものが費用です。
固定資産税、火災保険、草刈り、見回りの交通費。
そして相続が起きれば、関わる人が増えて話がまとまらなくなります。
「もう少し高く売れるかもしれない」と待っている間に、
そもそも売れる状態から遠ざかっていくことがあります。
ご自身の物件が当てはまるか判断が難しい場合は、個別にお答えします。
物件の所在地さえ分かれば、現況のまま買い取れるかをお伝えできます。
「まず仲介、だめなら買取」は合理的。ただし期限を
順番としては筋が通っています。ただし期限を先に決めてください。
- 「半年で反応がなければ切り替える」といった線を、売り出す前に引いておく
- 反応の有無を問い合わせ件数と内覧数で確認する(価格の問題か、そもそも見られていないのか)
- 売り出し期間が長い物件は敬遠されます。だらだら続けると不利になります
期限を決めずに始めると、何年も売り出したまま時間だけが過ぎます。
査定額の高さで選ばないでください
- 査定額は、約束された金額ではありません
- 高い金額を提示して媒介契約を取り、その後に値下げを求める例があります
- 訳あり物件では、その条件で本当に決済まで進むかのほうが重要です
確かめ方は簡単です。「なぜその金額になるのか」を聞いてください。根拠を説明できるかどうかで、実際に扱えるかどうかがだいたい分かります。再建築不可なのか、接道はどうか、調整区域の区域指定はどうなっているか——そこを調べずに金額だけ出してくる相手は、条件が固まった段階で話を変えてきます。
どちらを選ぶかの目安
- 市場で買主が見つかりそう → 仲介。期限を決めて出す
- 買主が限られる、期限がある、片付けや修繕の費用を出せない → 買取
- 迷う → 両方の金額を出してもらい、並べて比べる
並べて比べるのがいちばん確実です。仲介で売れた場合の見込み額から仲介手数料と片付け・修繕の費用を引いた金額と、買取の金額。この2つを並べると、思っていたほど差が無いことがよくあります。
当社は訳あり不動産を現況のまま買い取っています。片付けや修繕、測量を先にご負担いただく必要はありません。ただし、仲介のほうが手取りが大きくなると判断できる場合は、そのようにお伝えします。すべてを当社で買い取ることが目的ではありません。
業者の選び方については訳あり物件の買取業者の選び方、現況のまま渡す場合の注意は現況渡しとはにまとめています。
よくある質問
買取と仲介は何が違いますか。
買取は不動産会社が直接買い主になる方法で、仲介は会社が買主を探して取引をまとめる方法です。買取は日程が読め、片付けや修繕を先に負担しなくて済む一方、価格は市場より下がります。仲介は売れれば価格は高くなりますが、買主が現れなければ終わりません。
仲介手数料は買取でもかかりますか。
会社が直接買う場合は媒介ではないため、仲介手数料は発生しません。ただし買取を扱う会社でも、実際には仲介として買主を探す形になることがあります。契約の前に、直接買い取るのか買主を探すのかを必ず確認してください。
どちらが得ですか。
物件によります。市場で買主が見つかる物件なら仲介のほうが手取りは大きくなります。一方、再建築不可や市街化調整区域、残置物が多い物件では、仲介に出しても買主が現れず何年も売れ残ることがあります。その間も固定資産税と管理の負担は続くため、総額では買取が上回ることがあります。
まず仲介を試してから買取にすればいいですか。
その順番は合理的です。ただし期限を決めてください。「半年で反応がなければ切り替える」といった線を先に引いておかないと、何年も売り出したまま時間だけが過ぎます。売り出し期間が長い物件は、買主から敬遠される面もあります。
査定額が高い会社を選べばいいですか。
査定額は約束された金額ではありません。高い金額を提示して媒介契約を取り、その後に値下げを求める例もあります。訳あり物件では、金額の高さより「その条件で本当に決済まで進むか」を確かめてください。根拠を説明できるかどうかが目安になります。
この記事の監修者
小笠原 りえ(ごえん株式会社 代表取締役)
不動産業界10年。2010年創業のごえん株式会社で、相続した空き家・ごみ屋敷・再建築不可・市街化調整区域など、他社で断られた不動産の買取を全国で行っています。
ごえん株式会社/茨城県知事免許(4)第0006708号
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片付け・解体・測量の費用を、先にご負担いただく必要はありません。建物が建ったまま、家財が残ったままの現況で査定します。役所調査も現地確認も当社が行いますので、遠方にお住まいでも、現地に行かずに手続きを終えられます。資料が手元になくても、物件の所在地さえ分かればお答えできます。
お電話はこちら → 029-879-5683 / メール info@goen-fudosan.co.jp
ごえん株式会社(茨城県知事免許(4)第0006708号)/300-0045 茨城県土浦市文京町4-8

